暗い国?

ワールドカップの日本–セネガル戦は熱中して見たものだが、その勢いを駆って、直後のコロンビア–ポーランド戦も、つい見てしまった。
なにしろ負けた方が一次予選敗退という、絶体絶命の崖っぷちなので、どっちも必死でやってるのがわかって、じつに面白かった(^_^;)
結局、ポーランドが負けてしまった。
どうもポーランドと聞くと、暗いイメージがしてしまう。昔から大国に挟まれてひどい目に遭ってきたせいだろうか。


ポーランドといえば、ついロマン・ポランスキーを思い出す。
この人も波瀾万丈の人生で、映画もそうだが、本人のイメージも暗い。
最近、ツタヤの夢の旧作レンタルで、「ロマン・ポランスキー 初めての告白」を見た。
映画の製作仲間でもある友人のインタビューに答えたもので、その人となりとこれまでの歩みがわかって、なかなか面白かった。


幼い頃、ナチによってゲットーに押し込められて、「戦場のピアニスト」みたいな目に遭ったとか、母親が収容所に送られて死んだとか、アメリカで猟奇的殺人事件に巻き込まれて妻が殺されたとか、いやはやもう大変。
暗いのがますます暗くなってしまう。


まあ本人も幼い少女への性的犯罪を問われて米国を追われたのだが、そうした行為も、幼い頃の強烈なトラウマのせいか?と、つい同情してしまった。
こうしてみると、ポーランドのイメージに、ポランスキーがかなり影響を及ぼしているような気がする。
でも、映画の作り手としては、じつにうまい。
これからも、どんどん暗くて面白い映画を作ってほしいものデス(^_^;)