耳ダンボになる映画
ユナイテッドシネマとしまえんで、『THE GUILTY ギルティ』を見る。電話から聞こえる音のみを手掛かりとして、誘拐事件を解決するというサスペンス作品。
カメラはコールセンターから一歩も出ず、ほとんど主人公のアップを追うのみ……というのがすごい。
事件の映像をいっさい見せず、音によって出来事を想像させる仕掛けが巧みで、観客は電話の向こうの声に全神経を集中させるしかない。いやさせられる。
話は二転三転、予測のつかない方向へ。1時間28分、ほとんどたるみのない、緊迫感みなぎる展開に圧倒され、感心させられた。
こういう、お金をかけずに面白く見せるという映画は大好きだ。しかし、ホントにお金かかってないよな~(^_^;)。なにしろ部屋ひとつと、俳優のアップのみで成り立っている映画だもんな。
アカデミー賞外国語映画賞部門の、デンマーク代表作品ということだが、これなら賞をとれるのでは?と思った次第。
ジェイク・ギレンホール主演でハリウッド・リメイクが決まっているというから、そっちも今から楽しみだ。
寒風吹きすさぶなか、豊島園まで行ってよかった!