ハグ問題
先日終わった朝ドラ「まんぷく」は、私にしては珍しく、ほとんどの回を見てしまった。
ひとえに安藤さくらの魅力につられたせいだ。
しかし、やはり気になったのは「ハグ問題」である。
たとえば、終戦になって、ヒロインの姉のもとに、夫が戦地から帰ってくるシーン。
この夫婦が、みんなの見ている前で、ひしと抱き合うのである。この頃の日本人が、いくら最愛の人と再会したといっても、大勢の目の前でハグするわけないだろ!……と、
テレビに向かって激しく突っ込んだものだ。
それと、ヒロインの娘が成長して、アメリカ人の青年とつきあっているとき。デートのあとで別れるとき、軽くハグするのだが、それを見ていた身内が、「◯◯ちゃんがハグしていた!」などと言う。
「ハグする」などというのはわりと最近の言葉であり、昭和40年前後にはなかったはずだ。
ちなみに、当時私の知っていたハグは、プロレス技の「ベアハッグ」であった(^_^;)
ともかく、安直に盛り上げようとしてハグを使う傾向は、ますますひどくなっている。今回の「なつぞら」も、早くもその手を使っていて、げんなりしてしまった。
昔の朝ドラは、そんなはしたないことはしなかった。
結局、私にとって最高の朝ドラは、「おはなはん」だなあ(古すぎ?w)