新型コンビニ

早稲田通りを走っていて、下井草付近で新しいファミマを発見。

なんとイートインスペースに本棚があり、新刊書がたくさん並んでいる。これを立ち読み……いやイートインでくつろぎながら読んでもいいんだと。すごいコンセプトの店だ。

せっかくなので、片付けマニュアル本と角田光代のエッセイを、さくっと読んでしまった。メモまで取っちゃったりして(^_^;)

いわば図書館コンビニ? 本屋がどんどん潰れていくわけだ。

ちなみにこの店、ランドリーも併設されている。こういう面白い店が増えるのは楽しい。

 

これだけ楽しませてもらってコーヒーだけでは申し訳ないので、スィーツも買いましたとも、ええ。

開店サービスで、合計150円ぐらいだったけど(^_^;)

 

意外や意外!

アカデミー賞授賞式の結果が報道された。

主演男優賞がなんとラミ・マレックとは! 

ちょっと意外だった。

めでたいことだが、彼の前途を思いやると、やや不安もある。

あのクセのある容貌からして、彼はやはり助演タイプだと思う。

主演としてキャラを活かせる映画がこの先どれだけあるか?と考えると、ちょっと疑問なのだ。

アマデウス」のF・マーレイ・エイブラハムみたいに、「ボヘミアン・ラプソディ」が至高の1本になるような気が……。私の推測がはずれればいいのだが。

 

作品賞の「グリーンブック」は、ちょうど見ようと思っていたので、ますます期待に弾みがついた。脚本賞も獲っているので、よく出来た作品であることは間違いない。粗野なイタリア系運転手を演じるヴィゴ・モーテンセンが、実にいい味を出しているようで、楽しみだ。

 

THE GUILTY ギルティ』はアカデミー外国語映画賞を獲れるのでは?と昨日書いたが、見事にハズレ。まあ他の候補作は見てなかったしな……。あ、見ていた。

万引き家族」だが、すっかり忘れていた(^_^;)。朝ドラで毎日安藤サクラを見ているので、ちょっと食傷気味になって、知らないうちに敬遠していたのかも(^_^;)。

 

ともあれ、確実にいえるのは、計4つのオスカーを獲得した「ボヘミアン・ラプソディ」が、思いっきり勢いを取り戻して、さらに上映期間と興行収入が伸びることだ。“凱旋上映”も増えるだろう。

私も、この週末に「グリーンブック」と「ボヘミアン~」の連続鑑賞に挑戦しようかな?……と思っているわけだが(^_^;)

かくも私をノリノリにさせるとは、さすがアカデミー賞効果!?

耳ダンボになる映画

ユナイテッドシネマとしまえんで、『THE GUILTY ギルティ』を見る。電話から聞こえる音のみを手掛かりとして、誘拐事件を解決するというサスペンス作品。

カメラはコールセンターから一歩も出ず、ほとんど主人公のアップを追うのみ……というのがすごい。

事件の映像をいっさい見せず、音によって出来事を想像させる仕掛けが巧みで、観客は電話の向こうの声に全神経を集中させるしかない。いやさせられる。

話は二転三転、予測のつかない方向へ。1時間28分、ほとんどたるみのない、緊迫感みなぎる展開に圧倒され、感心させられた。

 

こういう、お金をかけずに面白く見せるという映画は大好きだ。しかし、ホントにお金かかってないよな~(^_^;)。なにしろ部屋ひとつと、俳優のアップのみで成り立っている映画だもんな。

アカデミー賞外国語映画賞部門の、デンマーク代表作品ということだが、これなら賞をとれるのでは?と思った次第。

ジェイク・ギレンホール主演でハリウッド・リメイクが決まっているというから、そっちも今から楽しみだ。

 

寒風吹きすさぶなか、豊島園まで行ってよかった!

さすらいのノマド・ワーカー

最近は、すっかりノマド・ワーカーである。

仕事の資料やMacBook Airを持って、ベロスター号であちこちを徘徊している。

うちでは雑念が湧いて、さっぱりやる気が起きないからだ(^_^;)

 

めざすのは、カフェとかファミレス、コンビニのイートインスペースなど、電源+フリーWi-Fiの使えるところ。

しかし、土日なんかは混んでいて、なかなかそういう店に入れない。

先日の日曜日など、井荻のカフェ井荻のマクド荻窪サンマルクカフェetc.……とことごとく敗退。

結局、うちの近くにオープンしたローソンのイートインに、やっとこさ落ち着いた。

 

しかし、どうもやる気が出ない。こんな近所で仕事なんて、わざわざでかけた甲斐がないというか、虚しいというか……orz

こりゃダメだと諦めて、うちに帰った。

いったい何キロ走ったことやら……

 

結局、杉並区内一周ポタリングに出ただけでありました(^_^;)

二階の二階?

最近、わが住居は二階が熱い! いや怖い……

いつぞや、私の部屋から出る音がうるさい!と理不尽なイチャモンをつけてきた二階の女性の様子が、どんどんおかしくなっているのだ。

先日など、夜中にドンドン!――とすごい音が天井から響いてきた。それが数回続く。思わず地震かと思ったぐらいだ。どうも寝ているときに、うなされたか何かで、足で床をストンピングしているようだ(推測)。

また、昼間、夜中かまわず、やたら電話して、どなったりがなったりしている。その頻度が、どんどんエスカレートしてきている。相手も大変だなあ……(じつは相手はいなくて、独り言だったりして。だったらもっと怖いwww

 

大家さんの話では、どうも統合失調症らしい。

文句を言おうにも、逆ギレされてなにされるやらわかったもんじゃないし……。いまのところ、君子危うきに近寄らず、を守っている。

二階なので、声は聞こえるが話の中身まではよくわからない。

これがレオパレスだったら、ほとんど筒抜けなんだろうな~と、ちょっと残念な気がしたりして(^_^;)

 

ともあれ、だんだんひどくなる症状、この先どんなカタストロフを迎えるのか?

怖いの半分、期待半分で生温かくウォッチングしているきょうこのごろであります。

一応公営住宅に当たっているので、引っ越す前に結末を確認したいのだが……(^_^;)

 

ちなみにこの二階の女性(ばあさんだが)、なぜか自民党幹事長の二階俊博に似ているので、私はひそかに「二階の二階」と呼んでいる(^_^;)

ああ名作

ツタヤのシニア無料レンタルで、「二十四の瞳」(昭和29年・木下恵介監督)を見る。言わずと知れた名作だ。

小豆島の教師と生徒の、昭和前期から戦中戦後にかけての18年間の交流を描いている。

前半は貧困の、後半は戦争の悲惨さが胸を打つ。

貧乏ゆえに、子どもたちは修学旅行にも行けなかったり、大阪に働きに出されたり、借金で家をとられて一家で故郷を離れたり。当時はみな貧乏だったんだなあ……としみじみ。

 

後半は徴兵されて、何人もの生徒が戦死する。先生の夫も戦死し、小さな娘も戦後間もなく柿の木から落ちて死んでしまう。お腹が空いたので柿をとろうと柿の木に登った……という理由が、いかにも当時の世相を表して悲しい。

 

高峰秀子の教師は、ただ泣くことしかできない。でもその優しさが胸を打つ。

後半は高峰秀子が泣いて泣いて泣きまくる、この涙の波状攻撃はすごい。おかげでこっちまで涙腺崩壊……(^_^;)

いま見てもけっこう泣けるのだから、公開当時の日本人の心をどれだけ揺さぶったか、想像に難くない。

 

この年のキネマ旬報ベストテンは、1位・二十四の瞳3位・七人の侍である。

私は長いこと、この順位が不思議で仕方がなかった。

世界に通用するアクション映画であり、その後も世界歴代ベストランキングの上位にたびたび選ばれる「七人の侍」が、なぜ3位なのか?

今回これを見て、やっとその理由が腑に落ちた。

戦争の記憶もまだ生々しい昭和29年の日本人にとっては、「二十四の瞳」の方が、ひとごとではなく胸に迫る切実な映画だったのだ。

七人の侍」は、野武士と戦うために侍を雇うという設定が、日米安保という生臭い現実を想起させたのかも。

 

それにしても、この映画の高峰秀子は素敵だ。

当時の軍国主義の風潮には反発するものの、とりわけ反骨精神が強いわけでも、目立ったキャラの人でもない。ただただ生徒を愛し、一緒に泣く。このあたりの普通さかげんが、日本人好みなのだろう。

この後、日本人の考える理想の教師像になったのではないだろうか?

 

もっとも、いただけないところも。「仰げば尊し」が劇中とエンディングに流れるのだが、なんだか教師の恩を押し付けているような気がしないでもないような……(^_^;)

ちなみに、日本語字幕を出して見たので気がついたのだが、「思えばいととしこの年月」の「いととし」は、「いと疾(と)し」だと知った(^_^;)

ずっと「愛しい」のことだと思ってた……orz

ついでながら、セリフの「アカ」が、字幕では「反戦家」になっていた。これもどうかと思うがな~w

記憶にございません

先日、ツタヤでマンガ「空母いぶき」の910巻を借りて読んだ。

大いに楽しめたのだが、あとで日記を調べると、なんと9巻は読んでいたことが判明。

ちっとも気がつかなかった……orz

いくら半年ぐらい前とはいっても、最後まで読んでも気づかなかったというのは、ボケの始まり?(^_^;)

いやまあ、「空母いぶき」はいつも同じような戦闘シーンが展開されるので、気づかなかった……ということにしておこう。

そうだ、そうに違いない(^_^;)

 

それにしてもこのマンガ、リアルすぎて怖い。

沖縄を巡る日中の戦闘が本格化、いよいよ艦隊決戦へ……と、とんでもないカタストロフが進行中だ。

ただ、ここのところ現実の日中が融和ムードなので、マンガの売り上げに多少響いているかも。

川口かいじ先生、ちょっとやきもきしていたりして……?(^_^;)

 

ともあれ、ボケ防止にはメモが一番だなっと。

先日読んだ「老いと記憶」(中公新書)にも、メモや手帳で記憶力を補え……と書いてあった。

これからは、何巻まで読んだかをしっかりチェックして借りよっと(汗w