火事が好き?

談志の『火事息子』を聴いてると、前フリとして
昔、神田消防署の署長と会ったときの件があり、


談志「署長さんは、火事が好きじゃないですか?」
署長「みんな好きですよ。好きでないとやってられません」


という話があって、ちょっと目からウロコ。
火事が好きだから消防士に……!?
そんなこと考えもしなかった。さすが談志の発想である。
火事とケンカが大好きで、真っ先に現場へ駆けつけたい
江戸っ子の集まりなんだろうなと考えると、
あの危険な仕事にもなんとなく合点がいった。


もっとも公務員試験の面接かなんかで、
「どうして消防士を希望したのか?」と聞かれて、
「火事が好きですから」と答えるわけには
いかないだろうが……(^^;)。



[集中に集中]
最近の野球中継やスポーツニュースは、「集中」という
言葉のオンパレードだ。
「集中力は最後まで途切れませんでした」「集中してましたね」
「彼の集中力はすごいですから」etc.


実に便利な言葉ではある。
そもそもスポーツなんだから集中するのは当たり前だし、
野球なんて集中してないと危険だ。
それを、勝利はとにかく集中力のせいだ……という方向で
まとめてしまう。実にイージーかつ短絡的。
たいして集中してなくても、強ければ勝てるだろう!
と突っ込みたくなる。


いい加減、なんかほかに言葉はないのか?
聞き飽きたよホント。