イーストウッドの不思議

新聞に、C・イーストウッド硫黄島二部作の全面広告が
載っていた。日米それぞれの視点から硫黄島の激戦を描き、
相次いで公開するというユニークな試みだ。


あの年にして作家的成熟を続けるイーストウッドのことゆえ、
つまらない作品にはならないと思うが、それにしても彼の
脳内はどうなっているのだろうか?
ちょっと前まで「ダーティファイター」とか「ブロンコ・ビリー」
とか、ゆるーいアクション映画ばかり作っていたのに、
最近の「ミスティック・リバー」や「ミリオンダラー・ベイビー
など人間の暗部や切なさを深く掘り下げた作品を見ると、
隔世の感がありますな。
昔コメディやってた役者が、晩年はシリアスに走るようなもんか。


あちらでは、契約時に俳優や監督に保険をかけるのが
普通らしいが、お年とはいえイーストウッドの場合は保険会社の
チェックもすんなりパスするだろうな。
だって、お母さんがまだ元気なんだもん(たしか100歳近く)www