岸本葉子サン

「刺激的生活」(岸本葉子)を読む。
どうということもない日常の小ネタを面白く読ませる著者の
最新エッセイ集。
吉祥寺あたりに住んでるらしいが、旅行に出る際のアクセスや
ふだんの便利さを考えて、都心――それも広尾ガーデンヒルズ
住みたい……という話がちょっと面白かった。
それはもちろんヒルズが高すぎて挫折するのだが、
経済的に住めるとしても、ワタシはあっち方面には行きたくない。
気分の問題だが、山手線がひとつのバリアとなっていて、あの
円内はどうも空気が悪いような気がする。
しかし、よく考えると、山手線内って、自転車で回るには
ほどよい広さではある。どこへ行くにも、気軽に自転車で
行けそうだ。ひょっとして、けっこうアクティブな人間に
なっちゃったりして。
毎日、美術館とか映画とか出かけちゃったりして。
公園も多いしなあ。


……などと約15秒間夢想したが、やっぱり都心はワタシには
合わないと考え直した。だいたい、人混みが苦手だし。
井の頭公園より善福寺公園が好きなのも、人が全然いないから
だったりする(^^;)。


ところで、岸本葉子サンは、少し前に西荻の本屋で見かけた
ことがある。声をかけようかと悩んだが、思いとどまった。
なにせ、彼女の本はほとんど読んでいるとはいえ、全部
図書館で借りたものなので……w
「愛読者です」と言うのは、ちと図々しいよね。
早く著作権法が改正されて、図書館の本でも印税が入るように
なってほしいものだ、とその時だけ思った(^^;)。