職質

「捜査指揮」(岡田薫)を読む。
著者は、県警本部長など、刑事警察の要職を歴任した人。
具体的な事件の捜査方法をとりあげて面白い内容だが、
あまり本筋とは関係ないところが気になった。
職務質問について、「昔はお巡りさんのいうこを素直に聞く
人が多かったようであるが、最近はそうでもない」
「素直に答えたり、説明してくれれば簡単に済む話でも、わざと
こじらせて警察をたたこうとする者もいる」etc.
……というあたり、あんまり末端の現場を知らない人なのかなあ
と思ってしまった。
そもそも、職質は任意なのだから、答える義務はない。
警官の威圧感で、仕方なくみな答えているだけだろう。
だいたい、恣意的な職質に答えているほど、ワタシは
ヒマではない(ホントはヒマなことが多い。自転車でブラブラ
している時が多いから)。
お巡りの質問に付き合うのは、人生の貴重な時間をムダに
していることになる(ホントは、相当ムダな時間を過ごして
いるが)。
それに、「怪しい」と思われていること自体が不愉快だ(確かに
疑われても仕方ないと思うことは多いw)。


というわけで、やたら不愉快な職質で足止め食った人間から
言わせてもらえば、「任意か強制か?」でお巡りに逆襲する
ことくらい、当然といえば当然と思うのだが(気が弱いので、
まだやったことはない)。
「でもやっぱり、怪しく見えるからしょうがない」と
言われればそれまでだが……_| ̄|○(∞ループ)