文章読本

「読ませるための文章センスが身につく本」(奥野宣之著)を読む。
仕事柄、文章読本の類はよく読むが、実際役に立つものは少ない。
この本も、「ああそういう考え方もあるなあ」とか、
「そんなテクニック、自然に使ってたよ」とか、思い当たる
ことは多かったが、とくに目が覚めるようなメソッドとか
ノウハウは見当たらなかった。
まあ、文章読本を読んでたちまちいい文章を書けるのなら、
だれも苦労しないよな……と、いつもながらの感想を
抱きつつ読み終えた。
英会話本と同じく、文章読本もつねにある程度の需要が見込める
ジャンルなのだろう。


ところで、この著者は最初の著作「情報は1冊のノートに
まとめなさい」がかなり売れたようだ。
メモはA6ノートに時系列で書いていき、その索引をパソコンで
作る……という方法は、ある意味新鮮だったが、非常に
まどろっこしいとも言える。
実際にやった人がどれだけいたのか、知りたいものだ(^_^;)。
いまなら、スマホとパソコンを連携させつつクラウドに置いて
検索する、てなもんだろう。


ワタシの場合は、ハナから挫折した。なにしろ、自分の書いた
メモなんか、悪筆で読めないので……(^_^;)
そんなわけで、どうもこの著者とは相性が今市今仁の
哲ちゃんなのでありました。