神器?

引越し大作戦、絶賛展開中。

捨てるものの仕分けと並行して、拭き掃除もやっている。

このところ有難味を感じるのが、キッチンペーパーとセスキ炭酸ソーダだ。

セスキ炭酸ソーダの溶液をスプレーで吹きかけ、キッチンペーパーでゴシゴシ拭くと、たいていの汚れは取れる。これはなかなかグーなシステムだと思う。

 

昔は雑巾を水に漬けては絞り、拭いてはまた水で汚れを落とし……と、思えば面倒なことをしていたものだ。

キッチンペーパーなら、汚れたら即ゴミ箱にポイできる。この効率性は捨てがたいし、ある種の快感もある。なにかどんどん作業が進んでいるような気になれるし、ちょっとした達成感も味わえるのだ。

 

コスト的にも素晴らしい。どれも百均で買える。

セスキ炭酸ソーダはひと袋に220g入っている。水溶液は、水100CCにセスキ1gの割合なので、22000CC、つまり22リットルも作れてしまう。一生かかっても使い切れないかも……?(^_^;) なんというコスパの良さであろうか。

とりあえず、セスキ炭酸ソーダとキッチンペーパーとメラミンスポンジを、引越し掃除・三種の神器と呼びたい。

 

ていうか、ふだんからきれいにしとけよ!っていう話なのだが……(^_^;)

分別

引っ越し作業もたけなわ。

久々にやってみると、とりあえず面倒なのは、捨てるものの分別だ。これは燃えるゴミなのか? 不燃ゴミか? 粗大か?と、いちいち迷ってしまう。

昔上京したとき、「すごいな東京は。ゴミにまで分別があるのか!」と思ったものだが……(読みも意味もちがうw

 

たとえば先日、押入れから、かなり前に買ったお椀型ヘルメットが出てきた。

スーパーカブでも乗ろうかと思って盛り上がっていたころに、先走って買ってしまったものだ。もう使わないだろうから、捨てようと思ったのだが、これは何ゴミか?と、はたと行き詰まってしまった。

仕方なく区のゴミの分別のサイトを見たら、燃えるゴミになっていた。

ヘルメットが燃えるゴミ?……ちょっと意外だった。事故に当たって火災になったときマズいんじゃ?と思ったり(^_^;)。

ことほど左様に、出てくるもの出てくるもの、はたと思案にくれることが多い。

 

ちなみに意外だったのは、

クリアファイル燃えるゴミ

写真のフィルム燃えるゴミ

空気入れ(プラスチック製)燃えるゴミ(ちなみに金属製は不燃ゴミ。長いものだから、粗大かと思ったのだが)

タイヤ燃えるゴミ 

不燃ごみ……etc.

ああめんどくさっ(^_^;)。ネットを見れば分かるとはいえ、いちいち調べるのもかったるい。

昔、ある男が「全部燃やして、残ったものを燃えないゴミにすればいいじゃん!」と言ったので感心したものだが、ホントそんな自動的に選別できるシステムぐらいできないのか!――と、IT大国・日本に言いたい。

 

ていうか、むやみにモノを増やさなきゃいいんだけどね(遅いけど……orz)

ママ~!

ツタヤの高すぎ新作で、「アクアマン」と「エリック・クラプトン12小節の人生~」を見る。

新作の棚に「アクアマン」と「ファーストマン」が並んでいて、どっちにするかちょっと迷った。結局、私は宇宙よりは海が好きなので、「アクアマン」に決定。

なにしろ、仕事で宇宙関係のソフトウェア開発者に話を聞いたことがあるが、「宇宙へ行ってみたい」というその気持が、さっぱり分からなかったぐらいだ。いや宇宙どころか、ちょっとご近所でも出不精なんだが。海なら、沖縄あたりのきれいな珊瑚礁に潜ってみたい、という気持ち(だけ)はいつも持っている。

 

というわけで鑑賞した「アクアマン」、アメコミ・ヒーローものだが、水中のアクション映像がよく出来ていて、けっこう面白かった。

しかし何より強烈なのは、主役のジェイソン・モモアというハワイ系の俳優。風貌・体格ともにブルーザー・ブロディにそっくりで、あの世から蘇ったのかと思った(^_^;)

 

もう1本の「エリック・クラプトン12小節の人生~」は、幼い頃母親に去られたトラウマ、ドラッグやアルコール中毒、息子の事故死や親友ジョージ・ハリスンの妻との関係など、波乱に満ちた半生をたどる。この人もいろいろあったんだねえ……

とくに母親とのことで、相当性格が歪んでしまったようだ。やっぱり親の愛情が欠けると、ろくなことにならんのだな~と。

通算すると、ドラッグとアルコール漬けの期間は相当長かったようだ。まあ確かに「アイ・ショット・ザ・シェリフ」なんて、昼間から酔っ払ってるような感じの歌だもんな~(^_^;)

♫おらあ保安官を撃っちまっただ。でも助手は撃ってねえずらよ〜♫……なんて風に聞こえる。

まあでも、いまに至るまで現役で、何度もブーム(レゲエやアンプラグドなど)を起こすなど、こんなに長く、コンスタントに売れたミュージシャンも少ないのでは?……こんなに仕事があって、正直羨ましい(^_^;)

 

ちなみに「アクアマン」も、主人公が幼い頃に母親が去ってしまうという設定。期せずして今回のレンタル、母もの尽くしなのでありました(強引w

ムービング

引っ越しが決まってしまった。

「8月半ば~月末までの間に、当選した公営住宅に入居せよ」――とのお達しが、某役所から来たのだ。

 

ほぼ10年ぶりの引っ越し……うんざりである。捨てるものの判断、引越し業者の手配、粗大ゴミの処理、各種の手続き……etc.

やるべきことの多さに、気が滅入ってくる。

できれば、これを人生最後の引っ越しにしたいものだと、しみじみ思う。

その次の引っ越し先は、あの世でいい!なんつって(^_^;)

 

あの世といえば、ひとつ大きな懸念がある。

これから暑くなるので、引っ越し作業の途中に、熱中症でバタン!なんてことにならないか、いまから心配なのだ。いやマジで((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

ま、ぼちぼちいきまひょ(^o^;)

ルーツは隠そう

ツタヤの高すぎ新作で「蜘蛛の巣を払う女」を見る。

ドラゴン・タトゥーの女」の続編だが、監督も配役も異なる。

前作では、天才女ハッカーであるリスベットのキャラが突出してユニークであり、演じたルーニー・マーラもピッタリのはまり役だった。

あれを超えるのは難しいだろうな……と思っていたのだが、やはりその不安は的中。

主役のクレア・フォイという女優も悪くはないのだが、やはりルーニーに比べられると辛いものがある。ルーニーにあるドライな味がなく、ウェットなベタつき感があるのだ。まあ、これから他の映画で伸びる人だと思うけど。

 

それに、印象として残念なのは、それまで謎だったリスベットの生い立ちとかトラウマを明らかにしてしまったこと。

レクター博士なんかもそうだが、不気味なキャラも、これこれこういう理由と育ち方でこんなになっちゃったんですよ……と種明かしされると、なんとなく鼻白むところがある。

私なんぞ、レクター博士のルーツを知ったとき、「そんな程度のこと?」とがっかりしてしまったくらいだ。ルーツは隠しとけよ!と力説したい。

 

やはりこのシリーズは、ルーニー・マーラダニエル・クレイグのコンビ、そしてデビッド・フィンチャーの演出で続けて欲しかった……残念でありますorz

アメリカの夢?

ツタヤの夢の旧作で、「ドリーム」(2016年・アメリカ映画)を見る。

 

人種差別が横行していた1960年代初頭のアメリカで、初の有人宇宙飛行計画を陰で支えたNASAの黒人女性スタッフの知られざる功績を描く伝記ドラマ。(ヤフーより)

 

これは期待以上に面白かった。スキあらば早送りしようと思っていたのだが、ついに最後まで普通再生で見てしまった。

前半は、黒人女性たちの差別される描写に目を惹かれる。

黒人女性スタッフはたくさんいたのに、白人が嫌がる計算専門の仕事で、職場も別。臨時雇用扱いでいつクビになるかとビクビクしている。

ヒロインは天才的な数学の能力を見出されて、白人ばかりのセクションに転属するが、そこでもトイレもコーヒーポットも別という露骨な差別に遭う。黒人専用トイレは、別棟で800mも離れたところにあるという酷さだ。

しかし、彼女はその能力を発揮して、徐々に認められていく。マーキュリー計画を成功に導いていくクライマックスは、爽快なカタルシスを呼び起こす。差別に対して声高に怒るだけでなく、能力で反撃していく、というパターンが新しい。

まあ、数学の苦手な私には、劇中で彼女が書きまくる数式はなんのことやらさっぱり分からなかったが……(^_^;)

 

ところで、設定からして、本作はいわば「裏ライト・スタッフ」ともいうべき作品だ。

最近だと、ハリウッドはスパイダーマンゴジラを臆面もなく(?)、まったく別の設定で作り直したりしている。本作もその意味では同じようなもので、あの手この手で同じネタを使い倒す、燃える商魂にはあきれるというか感心してしまう。

しかしまあ、面白いんだから文句も言えない。これを見たあと、また「ライト・スタッフ」を見たくなってしまうんだから、困ったもんだ。見事に敵の術中にはまってしまった……(^_^;)

 

そこでふと気がついた。

そうか、こうやって永遠に儲け続けることこそハリウッドの、いやアメリカの「ドリーム」なのか!?……と深読みした次第であります(^_^;)

ダメ出しキター!

「『糖質過剰』症候群  あらゆる病に共通する原因」 (清水 泰行著・ 光文社新書) を読む。

 


(以下アマゾンより)
◎内容◎
肥満や糖尿病は、糖質が原因と認知されつつあるが、
その他の多くの疾患も、元をたどれば一つの原因につながる――糖質の過剰摂取である。
医療の現場ではまだ少数派の考え方だが、研究成果は世界中で報告され始めている。

著者は七千を超える論文を参照しつつ、「糖質過剰症候群」という新しい概念を提唱。
裏付けのある形で様々な疾患(糖尿病、狭心症心筋梗塞脳卒中、がん、脂質異常症
アルツハイマー病、うつ病骨粗しょう症片頭痛、非アルコール性脂肪肝緑内障
白内障加齢黄斑変性などの眼科疾患、変形性関節症、五十肩、脊柱管狭窄症、サルコペニア
甲状腺機能低下症、不妊症、子宮内膜症、乾癬、ニキビ、脱毛症、逆流性食道炎、難聴、
パーキンソン病前立腺肥大、頻尿……等々)と糖質過剰摂取との関係を説く。
(引用ここまで)

 

……というような内容。

糖質制限の本はほとんど読んでいるが、ついにダメ押し、決定版的なものが出た!という印象だ。

これまでの本では、さまざまな病気に糖質摂取が関係しているのでは?と、やや遠慮がちに書かれていたものだが、この本ではけっこう大胆にそれを言い切っている。

まあ要するに、なにからなにまで糖質が悪いのよ、糖質を摂取する必要はないのよ!というわけだ。

 

確かに読み進んでいくと、あれもこれも糖質のせいか!と怖くなってくる。

これじゃ、うかつに甘いものとか食えないなあ、明日からは節制するか……と、ふだんの食生活を振り返って、反省することしきりだった。

 

読み終えたら、なんだかぐったり疲れてしまった。ここまでダメ出しされるとねぇ……

ちょっと一息いれて、お茶にスィーツでも……(これがいかんのよねw

まあとにかく、万人にオススメしたい本であります(^_^;)