あとがきにビックリ。
「父を撃った12の銃弾」(ハンナ・ティンティ著)を読む。
(アマゾンより)
わたしの父の身体には、
たくさんの銃弾が刻んだ傷跡がある――
全米の書評を絶賛の声で埋めつくした、少女と銃と父と、いまは亡き母の物語。
……という惹句にひかれて読んだのだが、昔と今の話が交互に語られるパラレルな構成、リアルな自然描写に巧みなセリフと、読者を引き込む魅力はかなりなものだ。すぐにでもハリウッドで映画化されそうな印象を持った。
俳優は、父親はブラピ、娘はシアーシャ・ローナンあたりでどうかな?
どちらも、ちょっと年がいってるのだが……(^_^;)
ところで、著者のあとがきで、大勢の人に謝辞を述べている。
向こうの作家にはよくあることだが、本作はその数が半端でなく、何十名もの名前を掲げているのだ。そりゃ何年もかかった作品だし、調査や取材には、相当な手間がかかったに違いない。関わった人も、かなりの数に上るだろう。
しかし、これだけ並んでいると、掃除のおばさんやら宅配便の兄ちゃんの名前も混じっているのでは?と思ってしまう。犬や猫の名前もあったりして……?
へそ曲がりな私なんぞ、こんなに大勢の人と付き合わなきゃいかんのなら、ベストセラーなんて書けなくてもいいや……と思ってしまった(^_^;)
ま、ともあれ久々に堪能できる小説であり、魅力的なヒーロー&ヒロインでありました。はやく映画で見たいなっと。
回復基調
痛風もかなり回復してきた。
いまや、ステッキいらずでほとんどのことができる。寝返りすら辛かったことを思うと、夢のようだ。
そして、しみじみ分かったこと。
当たり前に体を動かせたり、歩けたり、自転車に乗れたりすることが、こんなにもありがたく、素晴らしいことだったのか――と。
いまは、何不自由なく動けることが楽しい。うれしい。いまのところ、私の人生における満足度は100%である……ってぐらいのもんだ。
これって、人生における夢や目標も同じではないか?
でかい夢を抱くから、届かないゆえの不満もつのるわけで、そこそこのレベルにしておけば、ささやかなことで満足できるはずだ……なんて神妙に考えたり。
しかし、外出の際、まだステッキは携行している。用心のためもあるが、なにより周囲の反応を見てみたいという好奇心のゆえだ。
それに、ひょっとして妙齢の美女かなんかに遭遇して、
「なんてステッキな方! あなたの杖になりたいワ」なんて言われたら、儲けもんだもんな……などと勝手な空想も楽しめる。いえ、楽しんでるだけですよ、ホント。
ステッキ1本だけで、なぜか、そんなことを思えてしまう。まさに魔法の杖だ(^_^;)
ステッキな日々?
ステッキを使ってみて、これは年末恒例の「今年の○と✗」で、ダントツの◎ではないか?と思った。
これまでは、非常用としてブルワーカー2とか突っ張りポールとかを使ってきたのだが、まったく安心感が違う。
真上から安心して力を入れられる、というのはこんなにも違うのか、とビックリした。
そして、すぐに思った。室内に入るとき靴を脱ぐ日本人としては、外で使ったものは室内に持ち込みたくないな、と。最初はいちいちウエスで底部の汚れを拭き取っていたが、やはり気になるし、そもそも面倒だ。
そこで、室内用にもう1本買おうと決意。
同じものでもいいのだが、さらに安いのはないかと検索したところ、なんとダイソーで扱っていた(^_^;)。それも驚異の150円!
いちおう命を預けるようなものを、こんな値段で済ませていいのか!と思ったが、ネットでの評価も高いし、最近のダイソーは感心するものが多いので、試してみることに。近所の高井戸ダイソーでゲットした。
結果はまったく無問題。ちょっと細身で、剛性感はやや劣る気もするが、室内で使う分にはまったく問題ない。
これで、いつでも来い痛風!という気分だ(もう来てほしくないがw)
ところで、ステッキはいろいろな用途にも使えることを発見した。
遠くにあるものを引き寄せたり、壁の電源スィッチを押したり、カーテンを開けたり閉めたり……ま、ていのいいものぐさ棒ですな。
ダイソー製品はけっこう軽いので、こういう用途にピッタリなのだ。いや~、いい買い物したなあ???(^_^;)
素敵なステッキ?
久しぶりに痛風を発症した。
これまでは、あまり因果関係がわからなかったのだが、今回は大いにというかすぐ思い当たることが。
先日の川沿いツーリングの際、ほとんど水分を補給しなかったせいだと思われる。
初めてのコースということで盛り上がっていたのと、適度に風があって快適な走行条件だったので、つい休憩を怠ってしまったのだ。
昨日もきょうも左足首が痛くて動けない。
寝返りを打つのも四苦八苦だ。
そこで、以前からの懸案であった、ステッキを購入することにした。これからは使う機会も増えるだろうし……(^_^;)
ヨドバシコムでオーダーしたら、きょうの朝には来た。ああ便利。
値段は安いが、作りはしっかりしている。折りたたみ式で高さ調整もできる。
台湾製というのも、なにげに安心感がある。
使ってみるとたしかにラクだ。さすがに早足歩きはムリだが、少しずつ慣れていこうっと。
ちなみに折畳み式というのは便利ではあるが、細い棒なんだから、そんなにスペースはとらないし、私の使い方なら、ほとんど折りたたむことはないだろう。
というわけで、ちょっとためらいつつも、西荻周辺で近々ステッキデビューするつもり。ちと恥ずかしいし、年寄りだなあと思われるのもイヤだが、背に腹は変えられない。
その一方で、年寄りと見られることを利用していろいろ周囲の同情を買えるかなあ……などと不純な妄想も交錯中であります(^_^;)
痛風予備軍のみなさんに忠告。
運動したら、適度に水分を摂取しましょうね!(^_^;)
川は流れる
川沿いツーリングの面白さに再び目覚めてしまったので、きょうは仙川を下ってみた。東八道路の三鷹の新川あたりから入り、川沿いに南下していく。目的地は二子玉川だ。
私は川下りのベテラン?だが、これはあまりいい点をあげられないな、とすぐ思った。いきなり途切れたり通行止めになったりで、自転車の走れる道が右になったり左になったり……目まぐるしく変わるのだ。走りにくいったらありゃしない。
閉口したのは、京王線のガード下をくぐるときだった。これが狭くて急な階段で、しかも途中で曲がっていたりする。重い電アシを支えて押していくのは、大変だった。台湾の電アシにはあるという「ウォークアシスト」機能が、しみじみ欲しくなった。
階段を上りきったときは疲労困憊。久しぶりに「もう来ね〜ヨ!」というフレーズが脳内で炸裂した。
やっとこさ到着した二子玉川は、オサレなビルが林立し、ハイソでクリーンなイメージがぷんぷん。植木等じゃないが、「お呼びでない?」と言いたくなった。
西荻や荻窪と違い、自転車を一瞬でも止めようものなら、たちまち糾弾されそうな雰囲気が感じられる。相性が悪そうなので早々に退散した。
帰りは野川を上がっていったが、こちらはわりと快適な道だった。
やはり電アシはラクだ。これだけ走っても、たいして疲れない。疲れたといえば、たくさんあるクルマ止めに注意することと、歩行者に気を遣うことぐらいだろう。
総じて、東京の川沿いサイクリングは面白いと思う。コロナで引きこもってるみなさん、おすすめですよ!?(^_^;)
まぁいいか
最近の口癖は、「まぁいいか」だ。
この言葉をタイトルに掲げた本(斎藤一人著)を図書館で見つけ、タイトルに惹かれて読んでしまったところ、すっかり納得してしまい、つい口をついて出るようになった。
なんだかやる気が出ないな。これでいいのかオレ!……まぁいいか。
大したこともできずにこの歳まで来てしまった。なんだったんだオレの人生!?……まぁいいか。
一日断食をやっても、なかなか続かない。オレはなんてダメなヤツだ……まぁいいか。
なんでも「まぁいいか」で片付けるなんて、どうしようもないな。これでいいのか!……まぁいいか。
とまぁ、あらゆるケースに使える便利な言葉だ。
著者は納税額日本一をずっと続けた?というお金持ちらしいが、ちょっと神がかった、なんだかよくわからない人物だ。
しかし、この言葉にはなかなか説得力がある。
まぁ確かに、人生の最期を迎えたとき、「まぁいいか」と思えるのなら、ある意味幸せな気がする。
そんな最期を迎えられるように、これからもせいぜい「まぁいいか道」を極めたいものだ(^_^;)