遅読?

最近は、多読や速読の方法をレクチャーする本がやたら出ている。
「1年に300冊読むには……」とか、「本は10冊同時に読みなさい」とか、
「僕はこんなに本を読んできた……」とか。
みんな、そんなに忙しいのか?(^^;) 


 いささか辟易していたので、
「遅読のすすめ」(山村修)という本を見つけたときは、ホッとした。
「必要があって本を読むとき、私はそれを読書とは思ってないのだ。
それは『読む』というのではなくて、『調べる』というのではないか。
あるいは『参照する』というのではないか」----という意見には、
まったく賛成である。ふだんはそれこそ読むのが遅いワタシだが、
あんまり頷くことが多かったので、
この本はアッという間に速読してしまった(^^;)。