運とコネ

「競争と公平感」(中公新書)を読む。新書大賞の1位だったかとかで、
なるほどなかなか面白い。
これによると、「貧富の差が生じるとしても、自由な市場主義経済で
多くの人々はより良くなる」という質問に対して、アメリカで70%、
中国で75%など主要国がイエスと答えて市場経済に高い信頼を
示しているのに、日本は49%しか賛成していないそうだ。
それだけ格差を実感しているわけで、やはり高度成長のなかで、
安定した終身雇用の時代が長く続いた反動だろうか。
また、日本では勤勉よりも、運やコネが人生の成功で重要だと
答える人の割合が高い。バブル崩壊後の就職氷河期を経験した
若者ほど、そう思っているそうだ。


そうか、私のいまの状況は、運がなかったからか!?(^^;)
だいたい、宝くじなんて当たったためしがないしなあ。
そう思えば、なんか気が楽になってきたぞ(←いいのかそれで)。