またまたヒトラー

ツタヤの準新作で「帰ってきたヒトラー」を見る。
なぜか現代にヒトラーが蘇ってしまい、メディアに引っ張り出されて大人気になる……という、風刺の利いたブラック・コメディ。
最初は本人の言動と現実のギャップがありすぎて大いに笑えるのだが、テレビに出て演説をしたり、政治家と討論したりしているうちに、その自信たっぷりの弁舌が魅力的に思えてきて、だんだん信用してしまいそうになるのが怖い(^_^;)。
つまり、ヒトラーを魅力的に描いているのが新しい。
古いオヤジが現代のだらしない若者や風俗を叱り飛ばすと、つい爽快だと思ってしまうが、そんな感じだ。
なるほど、ファシズムというのはこんな感じで起きるのか……。
久々に面白いタイムスリップものを堪能した。
というわけで、原作も読み始めたところであります。