投げ出す決め手

最近は、本や映画を途中で投げ出してしまうことが多い。
たとえば、昨年のミステリで評価の高い「それまでの明日」(原籙著)を読んでいたのだが、ちっとも面白くならない。100ページ読んでも、人ひとり死なないのだ(^_^;)。
なので、途中で止めてしまった。セリフや雰囲気がやたらチャンドラー風なのも鼻につく。
映画の方も、ツタヤでレンタルしたR・ポランスキーの最新作「告白小説、その結末」を見始めたのだが、なんとも期待はずれな出来なので、途中から早送り再生で済ませてしまった。


こんな時、アマゾンのレビューを活用している。
ふだん本や映画を探す場合、レビューの星の数の多いものを読んで参考にしているのだが、今回のようなつまらない、乗れない作品に遭遇したときは、逆に星の数の少ない、つまり低評価のレビューを見るのだ。
それでもって私と同じ感想が多いなら、安心して途中で投げ出すことにしている。アマゾンのレビューはけっこうレベルが高いので、だいたい信用できるのだ。
われながら、アマゾンの賢い利用法だと思っている。


そもそも、若い人ならともかく、こっちの人生の時間は限られているんだから、つまらないものに関わっているヒマはないのであります(^_^;)……いやホント。