撮影テクニック?

先週の日曜日、わけあって親戚の子供(小1)のピアノ発表会の、ビデオ撮影を頼まれた。

 

せっかくの機会なので、これまでに蓄積した(?)映画の記憶を総動員し、ヒチコックのトラックズーム(カメラを後退させつつズームアップする)とか、被写体の周りを360度回るとか、いろいろ凝ったカメラワークを張り切ってシミュレーションしていたのだが、当日はそんな技巧はまったくお呼びでなかった。

そりゃそうだ、そんなに動き回っていたら狭い会場で迷惑だし、ヘンな人だと思われる(^_^;)

それに、そもそもその子の演奏時間が1分程度なので、本番ではフィックス(固定)であっという間に終わってしまった。

 

大切な家族の記録なので、ちゃんと撮れているかどうか、気が気じゃなかったが、一応撮れていたのでホッとした。

 

それにしても、最近のビデオカメラの進歩にはビックリだ。

画質はハイビジョンだし、長時間録画できるし、

手ブレ防止も付いているし、マイクはなんと51チャンネルサラウンドで録音できるとか。カメラだけでプロジェクターにもなるらしい。

 

昔、アメリカへ行ったときに使った8ミリビデオカメラを思い出した。ソニーの業務用カメラだったが、バッテリーをリチウムではなく、単3電池4本を入れるバッテリーパックにしたのが失敗だった。使ってみると、撮影できる時間が短いのなんの。56分で電池切れになってしまうのだ。おかげで、全米の行く先々でアルカリ電池をまとめ買いする羽目になり、往生した。ニューオーリンズでは、電池代をぼったくられるし……orz

そもそも重いし、画質は悪いし、編集も面倒だし……まさに隔世の感があるなあ、としみじみ。

 

ところで今回、不思議だったこと。

花粉症なので、撮影中にくしゃみが出てしまい、その音が入るのを心配していたのだが、幸いくしゃみも鼻水も出なかった。

ひとえに緊張していたせいだろう。つまり逆に言えば、毎日ビデオ撮影があると思って緊張していたら、花粉症なんてどうってことない……ってか? ムリだけど(^_^;)