引越し前後の話

引越し終了。

熱中症で死ぬこともなく、なんとか無事にひとり民族大移動を終えた。怒涛の一ヶ月間だった。そこで引越し前後を振り返ってみる。

 

◉ベロスターのパワーモードの存在価値に気づく。

電アシ・ベロスター号は、ふだんオートマチックモードで使っている。その上にはパワーモードというのがあるのだが、ほとんど使ったことがない。

しかし今回、その威力を知る事になった。

イケアのバッグに荷物を大量に入れ、リアキャリアの両側にぶら下げて運んだのだが、重いので普通の自転車ならかなり体力を消耗する。

しかしパワーモードにすると、ほとんどなんの力もいらず、普通に走ることができた。じつに頼もしい。

また、台風が来た頃、向かい風が強くて難儀したのだが、このときもパワーモードにしたら、すいすい苦もなく走ったので、正直驚いた。なるほど、パワーモードというのは、こんなときに使うのか!とガッテンした。

 

◉風呂の快適さ

新居の風呂は、ボタンひとつで注水から風呂焚きまでやってくれる。終わったら、女性の声で「お風呂が沸きました」と言ってくれる。思わず、「うちにカミさんいたっけ?」と思ってしまった(^_^;)

で、これまでと違って余裕のある浴槽に手足を伸ばして浸かると、思い切りリラックスできるし、なんともいえない幸福感に満たされる。藤原道長の和歌「この世をばわが世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思えば」の気分である。

これはもう、前の風呂には戻れない……。地位や名誉を手に入れたヤツが、悪いことをしてでもそれを守ろうとする気持ちが、じつによくわかった。

そこで、至るところで風呂の自慢をしていたら、ある人から「うちの浴室には乾燥機能、冷暖房、それにテレビもついてるよ」と言われてしまった。上には上がある……orz

 

◉新居の周囲は

お年寄りと母子家庭ばかり。自分なんか若い方かも。

私のいる棟は全部で40室くらいあるが、入居しているのは范文雀……いや半分弱。つまりガラ空きで、閑散としている。あまり出歩く人を見かけないのも、年なので出るのが億劫なのかも?

基本的に自主管理なので、清掃なんかもやらされるんだろうな?と気にしていたのだが、わりとラクそうなので安心した。

ある団地では月1回全員が出て清掃するきまりがあって、出ないと1000円とられる……なんて話も聞くが、ここはそんな義務はない。各人の自主性に任されているとのことだ。怠け者にはありがたい(^_^;)

奇特なことに、いつもせっせと掃除してくれる人がいるとか。日本人のきれい好きな習性に感謝……でアリマス(^_^;)

私も、たまには階段のゴミ拾いでもしてお役に立ちたいと思う。なにしろ、雑草を抜く作業があるとしたら、どれが雑草でどれがそうでないか、さっぱり分からないのだから(^_^;)

 

で、今回の引越しの結論――とにかく疲れた。この年で引越しなんてやるもんじゃないな、としみじみ思った次第でアリマス(^_^;)