DVD『マレーナ・イタリア本国版』

みどころは、当然ながら日本版ではカットされていた
30以上の追加シーン。まあ早くいえば、
モニカ・ベルッチのエロいシーン見たかったわけですがw
そっちのほうはてんこ盛りで満足したのだが、最後にちょっと
アレ?と思った箇所が。
ラスト、主人公レナートが自転車で去っていくところに
ナレーションがかぶさるのだが、オリジナル版では
老境にいたったレナートが過去を振り返り、語る。
「私はこれまで多くの女性を愛してきた。女性たちはいつも
別れるとき、私を抱きしめて『忘れないでね』と言ってくれた。
しかし、いまも私が忘れられないのは、少年の頃愛した、
マレーナただひとりである」etc.


これがイタリア本国版では、少年の声で
「ぼくはこれから、多くの女性を愛するだろう。しかし、
マレーナのことはきっと忘れないだろう」etc.となっている。
本国版には未来に向かう明るさが感じられるが、
感銘はオリジナル版のほうが強い。
これは、エロいシーンの多さと関係があるのかもしれない。
それと、マレーナ登場のシーンでかかっていたあの美しい
テーマ曲が、本国版ではかからず、ラジオのアジ演説が
バックに流れるだけなのにちょっとビックリ。


まとまりという点では、やはりオリジナル版だが、
コレクションアイテムとしては本国版、ってとこかな。