もんぺが似合う

シベリア寒気団におおわれたかのごとき
日本アカデミー賞授賞式のなかで、ひとり太陽のように
輝いていた、蒼井優ちゃん。
彼女の強みは、なんといっても「もんぺが似合う」という
ことだと思う。「男たちの大和」がそれで、いかにも
戦時中の田舎の女学生……という雰囲気が出ていて、
「よくこんな女の子を見つけたなあ」と感心したものだ。


もんぺが似合うということは、日本の古風な女性も
演じられるということだ。演技の幅が広がるということだ。
いまどきのナウいタレントや女優は、逆立ちしても
もんぺは似合うまい。ざまーみろ(^^;)
というわけで、いまや「フラガール」であらゆる映画賞を
総なめにし、大女優への道を着々と歩む優ちゃんを、
ワタシは断固支援するのである。
もっとビッグになってくれい! 
世界に飛び出せ!
優ちゃんがクリント・イーストウッドの映画に出たり
しないかなあ?……などと夢想するワタシであった。