北原謙二

自転車に乗ると、なぜか北原謙二の「若いふたり」という歌が口をついて出る。


君には君の 夢があり 
僕には僕の 夢がある
ふたつの夢を よせあえば
そよ風甘い 春の丘
若い若い 若いふたりのことだもの


……なんて甘々な歌詞を、北原謙二は鼻にかかった甘い声で
歌っていたものだ。口ずさんでいると急に歌を聴きたくなり、
図書館で調べてみた。
彼のアルバムは見当たらない。もう忘れられた人なのか……。
辛うじて見つけた1枚は、なぜか「シルバーエイジの音楽健康法〜ストレスを緩和する〜」というアルバムで、「若いふたり」が収録されている。
なぜ、ストレス緩和に「若いふたり」?(^^;)
他の収録曲は、なぜかワグナーの「ワルキューレ騎行」であったり、
小学校唱歌の「浜辺の歌」であったり、笠置シヅ子の「あなたとならば」であったりする。さっぱりわからん選曲だ。
ワルキューレ騎行」なんか聴いたら、かえってストレス溜まるような
気がするが……(^^;)。


ともあれ、この結果から分かったことは2つある。
ワタシが、ストレスを抱えたシルバーエイジらしいこと。
北原謙二は、ワグナーと並ぶ存在であるらしいこと――だ(マサカw)。