キック・アス

大泉Tジョイで、話題作「キック・アス」を見る。
オタク青春ものか、ずっこけヒーローものと思っていたら、
そういう要素もありつつ、ファンタスティックな
殺戮アクションあり、タランティーノ風味のアニメあり、
スパイダーマンのパロディありと盛り沢山で、飽きさせない。
アメリカ人のヒーロー願望のビョーキぶりを自己風刺している
ところなども新しく、なかなか全方位的に抜け目なく
よく出来ている。
しっかり印象に残るのは、11歳の女の子「ヒットガール」が
ニコニコ笑いながら撃ちまくり殺しまくるという、
かつてないヒロイン造型。演じた女の子がかわいいので、
うーむ、これぞ正しい「萌え~」であると感心。
ダコタ・ファニングちゃんの時代は完全に終わった……と
認識させられたものだ(^^;)。
マジメに考えると、あの子は将来シリアルキラーになるに
違いない……と、くら~い想像をしてしまうのだが。
ワタシ的には、ヒットガールが敵陣に殴り込みするときにかかる
夕陽のガンマン」のテーマがツボで、選曲センスの良さに
悶絶した(^^;)。


ちなみに、主人公のさえない高校生は、
「ノーフェアボーイ」でジョン・レノンを演じているらしい。
役柄のあまりの落差に、そっちも見てみたくなった。