ヒマのつぶし方

「老いかたレッスン」(渡辺淳一」を読む。
定年退職したサラリーマンの、家庭では粗大ごみ扱いされるし、
時間をもてあまして、なにしていいかわからない……という
現実に、いろいろ提案している。
積極的に外に出て人とつきあう。囲碁や将棋でもいい。
とくに女性とのつきあいを求めてお花や茶道を学ぶ。 
あるいは自分史を書いては?……などなど。
年をとっても、女性とのつきあいを忘れるな、という
あたりがいかにもこの作家らしい。
ワタシも定年の年齢ではあるが、さほど退屈はしていない。
読みたい本やマンガがどんどんたまっているので、
そのフォローだけでも大変なのだ。
とても仕事なんかしてる場合じゃない……というのが
最近の口癖だ。


しかし、サラリーマンの定年後って、そんなにすることが
ないのだろうか? それほど、バリバリ働いていた頃との
落差に、愕然とするのだろうか?
そのあたりはフリーだったのでわからないが、この本を
読む限り、しみじみサラリーマンでなくて良かった、と
思ったのでありました(^_^;)。