有益な情報?

「情報の捨て方」(成毛眞著・角川新書)を読む。
著者は元日本マイクロソフト社長。読書法の著書が多い。
著者なりの知的生産の方法を開陳しているが、残念ながら
あまり目新しいものはなかった。
使っているスマホのアプリを紹介されたって、こっちは
ガラケーだし、「プレゼンには笑いが必要だ」と
言われたって、そういうのが一番難しいと思うだけだし。
記憶を呼び起こすために、メモは雑誌の裏やコピーの反故紙を
使う……というのも、なんだかケチくさいなあ、と
思ってしまう。
じつはワタシも、昔やってたけど(^_^;)


結局、いちばん有益と思われたのは、「日本橋の立ち食いそば
『そばよし』はすごくうまい」という番外的な情報だけだった。
食べログをチェックしたら、ホントにうまいようだ。
がぜん、食欲が湧いてきた。
もっとも、これだって……日本橋は遠い。わざわざ西荻から
電車賃かけて立ち食いそばを食べに行くか?(^_^;)


結局、あまり得るところのない本だった。知的生産の本なら
人一倍読んでいるワタシの批評眼は、厳しいのである。
もっとも、「ではお前はどんな知的生産をやっているんだ?」と
言われれば、あまり返す言葉もないのだが……(^_^;)