ミニマリスト

世の中には、ミニマリストと称する人達がいるらしい。
持ちモノを自分に必要な最小限にする生き方だという。
その思想?を説いた「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」(佐々木典士著)は、
なかなか刺激的な本だった。
なにしろ著者は安いワンルームマンションに住み、部屋の中はマットレスと布団が目につくぐらいで、家具はなにもない。
着るものも少なく、ロッカーに入るだけ。
iPhoneMacBook Airだけで連絡も仕事も済ませているという。
気持ちいいぐらいの断捨離ぶりだ。引越しなど、10分で支度できてしまうとか。
私も先日まで断捨離に凝っていたので、この人の気持ちはよく分かる。これぐらい徹底できればいいなあ、とも思う。


ひとつ違うのは、この人の部屋には机もイスもない、というところだ。
著者はこの本を書くために、ひたすら近所のジョナサンを利用したらしい。
つまり、自宅ではほとんど仕事できないということだ。
それはちょっとなあ……。小さくとも、本を読んだりモノを書いたりするために、机は必要だと思う。
それに疲れないイスも。
それに、いつも床に座っていると、いちいち立ち上がるのも大変ではないか? 
あ、著者はまだ若いからいいのか?(^_^;)


ともあれ、便利な言葉ができたもんだ。
これからは、金欠で欲しいものが買えなくとも、
「いやあ、ボクはミニマリストなもんで」と言うことにしよう(^_^;)