ツタヤの高すぎ新作で「ナイブズ・アウト」、「スキャンダル」を見る。
「ナイブズ・アウト」は、エラリー・クイーン風の推理劇。極秘の施設の内部図?が外に流出したという話かと思ったら、全然違ってた(^_^;)
大金持ちの小説家の遺産を巡って、一癖ありそうな人物たちのひしめきあい、せめぎあう人間模様が面白い。
探偵を演じるダニエル・クレイグが、007とは違ったユーモラスな面を見せて、新しい境地を開いた印象だ。やはり役者としていろいろな引き出しを持っているなあと感心。
ヒロインの看護師を演じたアナ・デ・アルマスも目ヂカラがあって、いい女優だなあと思った。
ちなみに、コロナで公開が延びてしまったが、最新作の007でも、この二人は共演しているらしい。大いに楽しみだな〜。
「スキャンダル」は、セクハラがテーマの実話というので、あまり興味が湧かなかったのだが、いまイチオシのマーゴット・ロビーが出ているので見た映画。
アカデミーのメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したというので、そのあたりに注目した。
シャーリーズ・セロンが実在のニュースキャスターにそっくりのメイクアップで登場するが、どこをどう変えているのか、さっぱりわからず……それだけすごいってこと?(^_^;)
というか、いくらみんなが知っている実在の人物といっても、そんなに似せる必要ってあるのかな?と思ってしまった。東映の実録ものなんて、全然本人に似てないぞ!(^_^;)
しかし、じつはビックリしたのは別なとこだった。
この映画の悪役は、キャスターにセクハラをする、FOXニュースの色ボケじじいの社長で、ずっと出ずっぱりなのだが、この役者が誰なのか、さっぱりわからなかった。この私がですよ。
最後のへんになって、そうだこの映画にはジョン・リスゴーが出てたよな?と思い出して、アッと驚いた。なんとこの色ボケじじいがそうだったのだ。
でっぷり太った体型とたるんだ顔……すごい変身というか、驚異的なメークアップだ。
ちなみにこれを担当したのは、「ウィンストン・チャーチル」でも受賞した日本人メークアップアーティスト、カズ・ヒロ。
ある意味、どんなホラーよりもビックリした映画でありました(^_^;)