ニッチな例?
最近、松原みきの「真夜中のドア」にハマっている。
1979年リリースのシティ・ポップで、 松原みきのデビュー曲にして代表曲。当時、FMからカセットに録音して、よく聴いたものだ。
あらためていい曲だなあと思ったものだが、ひとつ気になったところがある。
「STAY WITH ME 真夜中のドアをたたき 帰らないでと泣いた」というのがサビなのだが、これって変じゃないか?
状況としては、自分の部屋を訪れた男が、帰ろうとするのを泣いて止めている……と読めるのだが、「真夜中のドアをたたき」ということは、女性が男の部屋を訪ねたということであり、大いに矛盾している。
これはどういうこと?と考えつつ、You Tubeでいろんな歌手のカバーを聴いていたら、すごいのに突き当たった。
インドネシアのレイニッチというYouTuber歌手?だ。
日本人好みの可愛い丸顔と声質だが、イスラム特有の頭巾を被って、まるまる日本語で歌うそのたたずまいには口あんぐり。
あまりのインパクトに、何回も聴いてしまった。ほかにもアニソンをたくさん歌っている。ただし歌は聴いたそのままを歌っているだけで、日本語は全然分からないらしい。
なんでもインドネシアでは、日本のシティポップが大流行しているという。
それにしても、すごい時代になったものだ。You Tubeで歌っていたのがスカウトされて、日本でCDが発売されるまでになったのだから。
これからは、こういうのもニッチな例ではなくなるんだろうな(^_^;)
コロナが落ち着いたら、来日公演もいけるんじゃないだろうか。彼女には、それぐらいの魅力が感じられる。
レイニッチさん、ぜひ来ニッチ(日)してね!