インターバル・ペダリング?
世間には、インターバル速歩という健康法?があるらしい。
3分ずつ速歩きと遅歩きを繰り返すという単純なものだが、「ウォーキングの科学」(講談社ブルーバックス)を読むと、入念な調査とデータ収集により、生活習慣病や認知症の予防に十分効果があることが実証されたという。
昔よく言われた、1日1万歩なんて歩かなくていいんだと。……信じて損した!(やってないけど)。
やり方としては、速歩3分とゆっくり歩き3分のセツトを、1日5セット(速歩が計15分とゆっくり歩き計15分)以上、週4日以上を繰り返すことを目標とする――ということだ。
なんだそんなもんか、軽い軽い……と、普通の人は思うかもしれないが、ふだんから自転車ばかりでほとんど歩かない私など、なんだかとてつもなく遠大な計画のようで、気後れしてしまう。
自慢じゃないが、新居に移ってから、まだ一度も西荻まで歩いたことがないのだ(^_^;)。いつも電アシ。歩く距離がいちばん伸びるのは、たまに吉祥寺ヨドバシカメラへ行ったときぐらいだろうか。
そんな私なので、もっとラクな方法はないのか?とつい考えてしまった。そして、いいこと思いついた。インターバル速歩を、自転車でやればいいのだ!と。
つまり通常の走りと、ローギアでの走りを交互にすればいいのだ。ローギアだと一生懸命ペタルを回さないといけないので、けっこうエネルギーを使う。これって革命的発想じゃない? なんてオレ、頭がいいんだ(不精なだけ?)。
というわけで、さっそく武蔵境の某カフェに行く際に、試してみた。名付けて“インターバル・ペダリング”。
うちの電アシは7段変速なのだが、ふだんは3〜5速をいちばん使う。ラクだし速いし、という巡航速度ゾーンだ。
ギアを1速に落としてみると、これがけっこう大変だ。スピードが出ないので、つい一生懸命漕いでしまう。いままでラクをしていたのがウソのようで、なんか新鮮な感じが味わえた。
たまに2速に上げてみると少しラクだが、負荷は適度に感じる。1、2速を適当に切り替えながら走った。
自転車フィットネスの速度としては15、6km/hが適当らしいので、メーターの表示をチェックしながら走るよう努めた。こういう時、電アシのメーターは便利だなと。
カフェに着いたときは、軽く汗をかき、けっこう運動した感があった。うーむ、これはいいかもしれない。これからは、意識してなるべくインターバル・ペダリングで走ることにしよう。
もっとも、これでどの程度健康に効果があるのかは、さっぱりわからないが……。多分に精神的なもののような気もする。
まあ、健康なんて所詮気持ちの問題だよね……と、いつもながらの結論に落ち着くのでありました(^_^;)