そこまで言う?

「日本人だからこそ『ご飯』を食べるな」(渡辺信幸)を
読む。いまはやり?の糖質制限ダイエット本のひとつ。
内容はといえば、人間に必要な栄養は肉・卵・チーズに全て
含まれているので、それさえ食べていれば大丈夫……と、
大胆に言い切っているところがすごい。
著者は沖縄の医師で、これまで3000人の患者を対象に
この食事法を実践し、体重減や生活習慣病の治癒、
心の病の軽減、花粉症の改善など、多様で顕著な効果を
挙げてきたという。


「食べ物をひと口入れたら30回噛む」、「肉・卵・チーズを
食事の中心にして、たっぷり食べる」を基本とし、1日3食に
こだわらず、空腹を感じた時に食べればいい(深夜でも可)、
としている。
糖質制限というと堅苦しいというか、ややつらそうな
イメージがあるし、「この食品の糖質はどれくらいだっけ?」
とかいちいち考えるのがちょっと面倒ではある。それに対し、
こちらは「肉・卵・チーズさえ食べていればOK」と、
しごく簡単なルールで、気楽に取り組めるところがいい。
糖質制限の効果は身を以て知っているが、さらに大胆な
この切り口というか提言には、ビックリした。


さっそく試行しているが、肉をたくさん食べると確かに
腹持ちがいいし、食後に余分な菓子類などを食べようという
気にならないのは確かだ。
ただ、1日の摂取量を肉200グラム、卵3個、チーズ120グラム
としているが、これってけっこうコストがかかりそうな……? 
チーズ120グラムって、6Pチーズ一箱の量だとか。
これまで、安いキャベツなどを活用してローコストな
糖質制限をしてきたのだが、この方法では体重も減るが、
サイフも軽くなりそうで、ちょっと心配だ(^_^;)。
ともあれ、「炭水化物が人類を滅ぼす」(夏井睦)以来の
衝撃的?な内容ではありました。